

TEST
PIECES
精度を支える「見えない品質」を、
確かな技術でカタチに。
三恵ハイプレシジョンでは、渦電流探傷法をはじめとする非破壊検査用試験片の製作を行っています。
試験片は、製品内部の欠陥検出精度を確認するための重要なツールです。
当社では、人工欠陥加工から測定・成績書発行までを一貫して対応し、正確さと再現性を兼ね備えた検査精度の基準づくりをサポートします。
安全性と品質保証を支える「検査の原点」を、確かな加工技術でお届けします。
SANKEI HIGH-PRECISION Co.,Ltd
THEORY
交流磁場が導体に作用すると、内部に「渦電流」と呼ばれる電流が発生します。
この電流の変化を検出することで、内部欠陥の有無を非破壊で確認できるのが渦電流探傷法です。
導体に接触するだけで表面および近傍の欠陥を検出できるため、
効率的で安全性の高い検査技術として広く用いられています。
図を用いた可視化によって、電流の流れや欠陥検出のメカニズムをわかりやすく説明することも可能です。




コイルに電流を流すと、その周囲に磁場が発生します。
このコイルを検査体に近づけると、検査体内部には「渦電流」が誘起されます。
表面に欠陥がない場合とある場合では、渦電流の流れ方や大きさに違いが生じます。
渦流探傷(Eddy Current Testing:ET)では、この渦電流の変化を「欠陥信号」として検出し、材料を破壊することなく内部の異常を見つけ出すことができます。
FEATURE
渦電流探傷法は、導体内部に生じる微細な電流の変化を利用して欠陥を検出する検査技術です。
材料を破壊せずに状態を評価できることから、
安全性と効率性を両立した検査方法として幅広い分野で活用されています。
以下では、渦電流探傷法が持つ主な特徴と優位性をご紹介します。
試料を傷つけたり破壊したりすることなく内部や表面の状態を正確に評価できます。
製品や試験片を再利用できるため、コストや時間の削減にもつながり、研究開発・品質保証の両面で高い効率性を発揮します。
渦電流の変化を高感度に検出することで、表面および表面近傍の微細な欠陥を高い再現性で測定可能です。
特に、微小なクラックや傷、加工時の不連続部などの検出に優れています。
被検体に直接接触する必要がなく、短時間で多点測定が行えるのが大きな利点です。
自動検査ラインやロボットシステムへの導入も容易で、製造工程におけるリアルタイム検査を実現します。
放射線や薬品などを使用せず、検査環境や作業者への影響が少ない安全な技術です。
エネルギー消費も抑えられるため、環境配慮型の検査法として、持続可能な生産体制の構築にも貢献します。

TEST PROBE
探傷プローブの
仕組みと種類
探傷プローブは、渦電流を発生させ、欠陥の有無やその深さを検出するための重要な装置です。
コイルに電流を流すことで磁場を発生させ、導体内部に渦電流を誘起します。
その渦電流の変化を検出信号として解析することで、材料の表面および近傍層に存在する微細な欠陥を高精度に特定することができます。
プローブには、用途や検査対象に応じて、円形コイル型、差動型、ペンシル型、さらには特殊形状のカスタムタイプなど多様な種類があります。
被検体の材質・厚み・形状に合わせて最適なプローブを選定することで、検出感度や信号の安定性を向上させ、より確実な探傷結果を得ることが可能です。
三恵ハイプレシジョンでは、試験片製作時に使用するプローブ特性も考慮し、実際の検査条件に最も適した欠陥加工を実現しています。

渦電流探傷信号の種類

深さの定量化
(検出信号の振幅及び、位相角から欠陥の定量化を行います)

欠陥深さ評価曲線

QUALITY
計測体制と品質保証
三恵ハイプレシジョンでは、確かな品質保証のもと、トレーサビリティを取得した検査設備を用いて全製品を精密に測定しています。
すべての製品に校正証明書および寸法検査成績書を添付し、検査結果の信頼性と再現性を明確に保証いたします。
測定には、三次元測定機や画像測定器などの最新設備を使用しており、接触式・非接触式の両方式に対応しています。
微細な寸法差や形状も正確に把握できるため、高精度な試験片製作が可能です。
また、内面欠陥にはレプリカ法を採用し樹脂を硬化させて欠陥形状を転写したうえで計測を行っています。
これにより、直接測定が難しい内部構造も正確に評価でき、微小な欠陥においても確実な精度と再現性を実現しています。

CNC三次元測定機 CRYSTA-Apex

レプリカ計測

非接触画像測定器 Quick scoap

NDT METHODS
他の非破壊検査法との
違い
非破壊検査には、超音波検査・放射線検査・渦電流探傷法などがあります。
超音波や放射線が内部検査に適しているのに対し、渦電流探傷法は導体表面や表面近傍の欠陥検出に優れています。
渦電流探傷法は、金属導体の表面およびその近傍の欠陥検出に適した技術です。
鋼やアルミ、銅、チタンなど多様な材料に対応し、形状を問わず幅広い検査に利用できます。
渦電流探傷法は非接触で高速検査が可能な、安全性の高い技術です。
放射線を使用せず環境負荷が少ない為、生産現場でも安心して導入でき、効率的な品質管理を実現します。
FLOW

まずは検査の目的や仕様、契約内容などを詳しくお伺いします。
検査対象の材質や欠陥形状、検出範囲などを確認し、最適な製作方法を提案いたします。

お預かりした図面や仕様書に基づき、人工欠陥の加工条件・精度要件・検査工程を精査したうえでお見積りを作成します。
ご要望に応じて、納期やコスト面の調整にも柔軟に対応いたします。

検査に使用する素材およびワークは、お客様にてご準備・ご支給をお願いしております。
探傷履歴を確認したうえで、事前に素材の状態を検証し、加工条件に反映いたします。

高精度な工作機械を使用し、ご指定の寸法や形状で人工欠陥を加工します。
加工中は熱変形や応力の影響を抑え、安定した精度を確保するための最適な条件設定を行います。

加工後は、トレーサビリティを取得した測定機器で正確に計測を実施します。
校正証明書・検査成績書などの関連資料を添付し、品質と精度の裏付けを行います。

すべての検査・書類確認を終えた後、高品質な試験片を納品いたします。
納品後のフォローにも対応しており、再現性評価や追加検査などのご相談も承ります。
渦電流探傷法は、製品の安全性と品質を保証するための重要な非破壊検査技術です。
三恵ハイプレシジョンは、高精度な人工欠陥加工と厳密な測定体制により、
試験片製作を通してお客様の品質保証を支えています。
確かな技術と信頼で、次世代の検査ニーズに応えてまいります。